業務自動化は、限定的なセールスの定例準備作業を自動化するプラグインです
人手不足で準備作業の効率化に悩む店舗運営者には、うってつけのアシスタント機能を有します。
上手く使いこなして、作業効率や売上アップを目指しましょう。
セールのルーチン作業を自動化
限定した商品を割引価格で一定数量を販売することは、物販にとってはよくある販売戦略です。
ネットショップでは個別に手作業でのセール価格の設定や数量制限の監視等は、膨大な作業となり効率的とは言えず、管理も不十分になります。
このプラグインを導入すると、セール後の通常販売への移行も自動なので大変便利です。
自動化できる作業
業務自動化では、3つのルーチン作業が即実行できるように、予め準備されています。
ひとつずつ簡単に説明していきます。
- 先着限定〇〇個セール
ワークフローでは「入門オファー」の機能になります。
商品を先着で指定数に限りセール価格で販売し、指定数量が販売されればセールを中止し、引き続き通常価格に自動で戻し
て販売します。
- 在庫処分セール
ワークフローでは「低在庫クリアランス」機能になります。
商品の在庫数が指定数を下回った時点で、在庫処分セール価格に自動的に変更して販売します。
- セールキャンペーン
ワークフローでは「販売イベントを終了する」機能になります。
複数の商品をセール価格で販売し、一定期間を過ぎたら自動でセールを中止します。
このプラグインが無ければ、このような売上増につながるセールの準備作業を手動で行うことになり、作業効率と販売増に大きく貢献します。
近日公開予定
自動化のワークフローは現時点では3つですが、今後も販売に役立つ自動化のプランが公開予定です。
- 「販売数量ティザー」: 特定の日数売れなかった商品の価格を変動させます。
- 「プログレッシブ割引セール」: 在庫処分セールの派生系で、割引価格を在庫の残数に応じて変動させます。
- 「自動セールプロモーション」: ランダムに商品を選択し、自動的にセールを定期的に開催します。
- 「セールキャンペーンスケジューラー」: WooCommerce の商品ごとのセール価格設定機能を拡張させます。カテゴリーごと、タグごと、価格帯ごと等で、一括でセールの設定を行います。さらに、定期的な繰り返しの設定として毎週何曜日に開催、毎月第◯土曜日に開催、など設定できます。
- 「祝日セール」: クリスマスセールや、ブラックフライデーのセールなど、特定の日にセールを開催する設定を行えます。
などなど…
これだけのバリエーションが揃えば、様々な施策を行うことができます。
業務自動化は、ネットショップのセールには欠かせないプラグインです。
使用方法も簡単で、戦略的にセールを展開する店舗は有用なツールでもあります。
限定セールや近日公開予定といった作業に活用してください。
業務自動化 の使い方
設定画面
- [WooCommerce] > [設定] > [アシスタント] に移動します。
- [ログレベル] は [エラー状態] に変更しますが、[キュー処理頻度] は初期設定の [1分ごと] のままにします。
- [クリーンアップのアンインストール] のチェックについてはアンインストールのときだけにしましょう。

- [変更を保存] をクリック
これで初期設定は完了です。
思った以上に簡単ですが、次は、実際に自動化できる機能、プラグイン上では [ワークフロー] と言いますが、それについての説明です。
ワークフローの設定
- [WooCommerce] > [アシスタント] に移動
インストールされている3つのワークフローがありますので、ここでは「低在庫クリアランス」で流れを説明します。
設定した製品の在庫が少なくなると自動的に販売価格を、指定した割引率に基づいて販売価格を調整します。
「このワークフローについて…」はワークフローの簡単なルールと設定の説明になります。
- [ルール1] を設定
初期設定では在庫が10以下になると、自動的に半額に価格を調整するようになっています。
対象の商品はカテゴリ単位または個別に選択することができます。

個別に選択する場合は少し下にスクロールすると出てきます。

ルールは [ルールの追加] ボタンで自由に増やせますので、Aカテゴリはルール1、Bカテゴリはルール2という設定が可能になります。
- [通知] のセクションで通知する人を選択
「低在庫クリアランス」のワークフローが実行されると指定した人にメールで知らせます。
ここでは「店長」にチェックをいれています。

- [公開] をクリック
設定を終えたら忘れずに [公開] をクリックしてください。

現状では [下書き] になっていますので、[公開] することでワークフローがアクティブになります。

- [記録] タブ
記録タブにはワークフローが実行された時に、商品、日付、時間などが記録されます。
以上でワークフローの設定になります。
意外に簡単なステップで設定できます。
「先着限定〇〇個セール」の設定方法
具体的な例として「先着限定〇〇個セール」を実施するための設定方法を説明します。
サングラスを先着10名(1人1本)に割引で販売し、その後は通常価格で販売するという前提に基づきます。
- [商品] > [編集] > [商品データー] 画面に移動
[一般] タブで [セール価格(¥)] を入力します。

[在庫] タブの[個別販売] にチェックを付けます。

- [WooCommerce] > [アシスタント] > [入門オファー] に移動
- 割引販売する本数を入力します。

- セールの対象商品を選びます。

- [通知] のセクションでセール終了時にメールを送信する相手を選択します。
[メールの件名] は自由に決められます。

- [公開] をクリック
下書きの状態なので公開してアクティブ状態にします。

以上で「先着限定〇〇個セール」の設定方法が完了です。
指定数量が完売すると通常価格に自動的に戻って販売し続けます。
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