「Digitsを導入したけど、以前からの会員の方は電話番号の登録がないのでDigitsの機能を利用できていない。」というときに役立つのが「Old Account Migrator」です。
Old Account Migratorを使用することで、既存のサイト会員に電話番号の登録を促すことができます。
Old Account MigratorはプラグインDigitsの子プラグインです。
Digitsによる電話番号でのログインを利用してもらうために、既にサイトのユーザーになっている方への電話番号登録をポップアップ表示で案内します。
ユーザーに「電話番号の追加」ポップアップを表示
Digits導入後にサイトに登録したユーザーは電話番号の登録ができていますが、Digits導入前から登録していたユーザーは電話番号を登録していないこともあります。
そこで、既存のユーザーにポップアップで電話番号の登録を促し、より簡単にログインしてもらえるようにします。
ポップアップは設定で電話番号を登録するまで消せないようにもできるため、ユーザー全員に電話番号の登録をしてもらうことが可能です。
データベース移行機能
既存のユーザーが既に電話番号を登録している場合は、Old Account Migratorのデーターベースの移行機能を使用します。
現在のサイトに登録されているユーザーの電話番号を、ワンクリックでDigitsに移行させることが可能です。
既に電話番号を登録済みのユーザーは、もう一度電話番号の登録をすることなくDigitsの機能が使用できるようになります。
Old Account MigratorはDigitsの機能拡張プラグインです。
サイトを運営して既に会員登録者もいる状態でDigitsを導入した方には必須なプラグインではないでしょうか。
Old Account Migratorを使用することで、既存のユーザーにもDigitsの機能を使用して簡単にログインしてもらうことができます。
Old Account Migratorの使い方
ユーザーに「電話番号の追加」ポップアップを表示する方法
サイトの既存ユーザーに電話番号の追加を促すポップアップを表示する方法を解説します。
「管理画面」 > [Digits] > [OLD ACCOUNT MIGRATOR] をクリックします。「古いユーザーに「電話番号を追加してください」ポップアップを表示する」を [はい] にして変更内容を保存をクリックします。

これで、古いユーザーがサイトを訪れた際に電話番号の登録を促すポップアップが表示されるようになります。
このページでは
- ポップアップの表示・・・電話番号追加のポップアップの表示・非表示の切り替え
- 電話番号の入力を強制・・・ユーザーが電話番号を入力するまでポップアップが閉じれなくなる
- ポップアップを表示するタイミング・・・ポップアップを初回ログイン時のみに表示するか、電話番号を登録するまで毎回表示するか選択する
以上の項目をプルダウンから選択して設定できます。
データベース移行機能
OLD ACCOUNT MIGRATORの設定ページでは、データーベース移行機能を開くことができます。
「管理画面」 > [Digits] > [OLD ACCOUNT MIGRATOR] > [電話ベータベースの移行機能を開く] をクリックします。

次の画面が開きます。

- ユーザーの国の数・・・ユーザーが1つの国の出身なら [1か国のみ] を選択します。
- ユーザーの国・・・ユーザーの国のフィールドを選択します。WooCommerce請求国または定義可能なその他のフィールドから選択できます。
- 電話番号フィールド・・・WooCommerceからの移行は [WooCommerce請求先の電話番号] を選択します。それ以外の場合は別のフィールドを選択し、メタキーを入力します。
WordPressのすべてのフィールドには、ウェブサイトのデータベースにデータを保存するために使用される一意の識別子があり、この一意の識別子はメタキーと呼ばれます
電話データベースの移行機能を使用するには、既存ユーザーが全員同じ国の電話番号を所持している必要があります。