標準の WooCommerce は商品を売るのに非常に便利なプラグインですが、外国基準になっています。
そのため日本国内では顧客情報の入力項目欄が使いにくく感じる人も多いでしょう。
また、銀行振込や店頭支払いなどなじみのある決済方法が選べず、配達日時の指定ができないなど不便を感じる人もいるかもしれません。
日本対応は WooCommerce を日本向けにカスタマイズできるプラグインで、その不便を解消できます。
顧客情報入力項目を国内基準に
WooCommerce の顧客情報を入力する項目は「名・姓」の順番で、よみがな欄もなく、郵便番号を入力して住所を自動入力することもできません。
その入力項目を日本向けに設定することで、国内で利用しやすくします。
郵便番号自動住所入力は、Yahoo! APP ID を利用します。
また、WooCommerce の管理者からお客様に送るメールは、お客様の名前を呼び捨てで敬称の (様) も付いていませんが、敬称を設定することもできます。
配達日時の指定を可能に
配達日時の指定ができると、お客様はもっとハッピーになるでしょう。
このプラグインを使えば、配達希望日と配達希望時間の指定を可能にします。
出荷できない曜日や店舗のお休み期間も設定できるので、あなたの店舗に合わせて設定できます。
日本向けの支払方法を可能に
WooCommerce にも銀行振込はありますが、口座のフォームが国内向けにはなっておらず使えません。
このプラグインは銀行振込や Paypal Checkout、店頭支払など日本国内で需要のある支払方法を追加できます。
日本対応 の使い方
一般設定
顧客の入力項目を日本向けに設定します。
標準の WooCommerce のデフォルトでは、顧客のカートの入力画面は以下のようになっています。
名・姓の順番で、よみがなを入力する項目もありません。

このステップでは、この入力画面の表示を姓名の順番にし、顧客名のよみがなを入力項目を設定したり、郵便番号で自動住所入力する設定などを追加できます。
メールなどで受信者の名前に敬称 (様) を入れられるように設定することもできます。
また、WooCommerce は「◯◯円以上購入で送料無料」と設定している場合でも、カートの表示では「定額送料」と「送料無料」の両方が表示されていました。
このページで、送料無料の表示のみを表示させるよう設定できます。
それでは、設定してみましょう。
- WordPress 管理画面サイドメニュー [WooCommerce] > [日本対応] > [設定] をクリックします。

- 各項目を設定し [変更を保存] をクリックします。
- 名前(よみがな)
よみがなの項目を表示させる場合に✓を入れます。
- 敬称(様)
メールの受信者の名前の後に「様」を表示する場合に✓を入れます。
WooCommerce のデフォルトでは呼び捨てになっています。
- 会社名
会社名の項目を利用する場合に✓を入れます。
- 郵便番号自動住所入力
郵便番号で自動的に住所を入力させる場合に✓を入れます。
利用する場合は Yahoo! APP ID を取得し入力します。
- 日本非対応住所
日本の住所表示ではなく、国際基準の住所表示にする場合に✓を入れます。
- 送料無料表示
WooCommerce は「◯◯円以上購入で送料無料」の設定で◯◯円以上購入した場合でも、
カートの表示では「定額送料」と「送料無料」の両方が表示されていました。
ここに✓すると、送料無料が適用される場合に「送料無料」のみが表示されるようになります。
- フロントエンドで設定が反映されているか確認しましょう。
下記の例では、名前が姓名の順になり、住所も日本式の入力欄になりました。

これで、顧客の入力項目は日本対応に設定できました。
次に、配送方法を設定します。
配送設定
配送方法を設定します。
配達希望日や配達希望時間の指定ができるようになります。
- WordPress 管理画面サイドメニュー[WooCommerce] > [日本対応] > [配送方法] をクリックします。

- 配達日指定の各項目を入力します。
- 配達希望日
配達日の指定を可能にする場合は✓を入れます。
- 配達予約可能開始日
指定可能な日までの日数を入力します。
- 配達予約可能時間
配達予約を受け付けできる期間の日数を入力します。
配達予約可能開始日に「2」、配達予約可能時間に「7」を入力すると、
配達指定は購入日の2日後から7日間可能になります。
- 指定されていない日の説明
特に配達日を指定しない場合、顧客に表示する選択肢の文言を入力します。
- 日付フォーマット
日付のフォーマットを変える場合に設定します。
- 最終集荷時間
店舗の最終集荷時間を入力します。
- 未出荷曜日
出荷しない曜日を設定します。
- 祝日期間
店舗の出荷がお休みの日を入力します。
- 配達時間指定の各項目を入力します。
- 配達時間帯
配達時間帯の指定を可能にする場合は✓を入れます。
- 指定されていない時間の説明
特に配達時間帯を指定しない場合、顧客に表示する選択肢の文言を入力します。
- 配達時間帯管理
配達時間帯を設定します。
- [変更を保存] をクリックします。

- フロントエンドで設定が反映されているか確認しましょう。

支払方法設定
日本向けの銀行振込や郵便振替、Paypal Checkout、店頭支払などの支払方法を有効化します。
このページで各支払方法を有効化すると WooCommerce の決済設定画面でその支払方法が表示されます。
実際に支払方法を使えるようにするには、WooCommerce の決済設定画面で詳細設定も必要になります。
それでは実際に支払方法を設定してみましょう。
- WordPress 管理画面サイドメニュー [WooCommerce] > [日本対応] > [支払方法] をクリックします。

- 追加する支払方法に✓を入れ [変更を保存] をクリックします。
※定期購入対応代金引換を利用するには、サブスクリプション for WooCommerce というWooCommerce の拡張プラグインが必要になります。

- WordPress管理画面サイドメニュー [WooCommerce] > [設定] > [決済] をクリックします。

- 2.で有効化した決済方法の [管理] ボタンをクリックします。

- 決済方法の設定画面が表示されます。
各項目を入力し [変更を保存] をクリックします。
- フロントエンドで設定が反映されているか確認しましょう。

これで、支払い方法の設定が完了しました。
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