Instant Articles for WP は Facebook インスタント記事と WordPress を連携するプラグインです。
インスタント記事については後ほど改めて説明しますが、このアドオンは、WordPress の投稿を Facebook インスタント記事として公開することを可能にします。
また Facebook のフィード上で記事を紹介できる機能を有するため、コンテンツをより拡散したい場合にも役立ちます。
インスタント記事を公開することによって得られるメリットについても、次の章で説明します。
Facebook インスタント記事とは?
インスタント記事とは、ブログなどで公開しているコンテンツを Facebook が独自のHTMLで読み込み、モバイルアプリなどを通じて軽快に配信する機能です。
イメージとしてはインタラクティブなニュースフィードのようなコンテンツ配信とも言えます。
コンテンツは Facebook に馴染んだフォーマットで表示されるため、違和感なく読んでもらえるメリットがあります。
かつては一部の大手メディアしか門戸が開かれていませんでしたが、現在は個人や法人の種類を問わず、一定の基準の審査をクリアすれば、誰にでも利用できる機会が得られることが特徴です。
また、Facebook 利用者に対して、コンテンツのシェアが生まれやすく、トラフィックの大幅な増加が期待でき、ビジネスを加速させる手段としても有効活用されています。
インスタント記事として配信するためのマークアップは自動的に適用されますが、自動投稿がないためコンスタントにコンテンツを配信し続けることが望まれます。
Facebook のインスタント記事の利用は、もはやビジネスにおいては欠かせない媒体と言えます。
コンテンツの高速な配信は、スマホからのアクセスが得やすくなるだけでなく、次々にコンテンツを読まれる可能性が高まります。
インスタント記事の配信においては、Facebook 独自の HTML が自動的にマークアップされるため、配信側が環境に合わせてコンテンツの手直しをする必要がないというメリットがあります。
誰にでも配信の機会が与えられている(審査は必要)ことは非常に重要なポイントです。
Instant Articles for WP の使い方
Facebook インスタント記事を公開するための条件
Facebook インスタント記事を公開するためには、主に4つの条件をクリアする必要があります。
- Facebook ページが開設して90日以上経っている
- コンテンツがインスタント記事ポリシーに準拠している
- 既に10記事以上コンテンツがある
- Facebook の審査に通過した
以上が Facebook インスタント記事を公開するための条件です。
インスタント記事の登録
インスタント記事を配信するためには、Facebook インスタント記事向けのフィード等を登録する必要があります。
その手順を紹介します。
- インスタント記事の登録

- クリエイタースタジオに移動するのでサイドメニュー [コンテンツライブラリ] > [インスタント記事] > [設定] をクリック

- 公開済みページの歯車マークをクリック

- 「サイトに接続」に表示されているコードをサイトに挿入

- 「 WordPress plugin users 」に表示されている ID をプラグインに入力

- 「 Claim Domain URL 」 にある [URL を取得] ボタンをクリック

- RSS フィードの登録

以上がインスタント記事の登録になります。
Facebook インスタント記事の設定
Instant Articles for WP を利用してインスタント記事を公開するまでの流れを説明します。
Facebook ページは開設済みの前提で進めます。
- [インスタント記事] をクリックして「 Facebook ページ ID 」を入力
※ページIDは、インスタント記事の設定画面の「サイトに接続」セクションで確認

- インスタント記事のフィードが承認されると記事が公開
以上が Instant Articles for WP を利用してインスタント記事を公開する設定です。
Instant Articles for WP は Facebook インスタント記事と WordPress を連携するアドオンです。
WordPress で公開した記事を、インスタント記事として Facebook アプリで配信するための変換作業などのプロセスを簡単にしてくれます。
「インスタント記事は同一内容のモバイルウェブ記事に比べ、平均して iOS で 30% 以上、Android で 50% 以上トラフィックが多くなります。」
という、Facebook の実績を考えると、利用しないという選択はないでしょう。