便利なマーケティングオートメーションツールをお探しの方に、マーケティングオートメーションがおすすめです。
マーケティングオートメーションは、WordPress の管理画面で施策設定・効果検証ができるため、マーケティングを自動化して効率を高めたり、KPIやKGIの指標を改善していくことに役立ちます。
WordPress ですべて完結するため、オウンドメディアによるコンテンツ配信との相性も抜群です。
WooCommerceのためのマーケティングオートメーション
マーケティングオートメーションは、WooCommerceのためのマーケティングオートメーションツールです。
プラグインを実装することで、主に次のような効果を発揮します。
- フォローアップメールを送信して、顧客とのコミュニケーションを自動化および最適化
- WooCommerce用にカート離脱された場合にメールを送信し、機会損失を防ぐ
- 休眠顧客に対して特別オファーや商品レコメンドのメールキャンペーンを送信
上記はほんの一部で、自動化に対応したマーケティング施策であれば、そのほとんどを網羅しています。
施策の設定・実行をWordPressの管理画面内で
マーケティングオートメーションでは、WordPress 管理画面のワークフローというところから施策を設定することができます。
細かい条件やルールがあり、その組み合わせ次第で何千通り、何万通りものマーケティングを実行可能です。
もちろん、一度ワークフローを設定しておけば、条件が適用されたときに自動でアクションを起こしてくれます。
効果測定もすべて管理画面内で完結
マーケティングオートメーションで設定したワークフローは、WordPress の管理画面から、いつでも効果測定ができます。
開封率、クリック率、コンバージョン率が一目で分かるため、定期的に施策を見直してワークフローを改善していけるでしょう。
検証と改善を繰り返していくと、CVR(コンバージョン率)の向上や機会ロス率の減少、販売数量の増加などの恩恵が得られます。
マーケティングオートメーションの特徴は以上です。
マーケティングを自動化でき、検証と改善によってPDCAサイクルまで回せるため、ECサイトには欠かせないプラグインと言えるでしょう。
詳しい使い方を知りたい方は、「マニュアルページ」をご覧ください。
マーケティングオートメーション の使い方
プラグインの概要紹介
マーケティングオートメーション でもっとも重要な部分は、ワークフローです。
ワークフローでは、販売促進に繋がる行動やマーケティングキャンペーンなどの設計が行えます。
そして、ワークフローの中では、次の3つの要素を組み合わせて計画を作成します。
- トリガー(引き金)
- ルール(条件)
- アクション(行動)
以下で上記3つの要素を簡単に紹介していきます。
トリガー(引き金)

トリガー(引き金)は、ワークフローを実行する環境を構築する要素です。
たとえば、トリガーから [放棄されたカート] を選んだ場合、15分以上カートページに存在したユーザーを「放棄されたユーザー」とみなし、関連するワークフローの内容を自動的に消去することができます。
このように、ワークフローを作成するときは、まずトリガーを設定してから細かいルール付けなどを行っていきます。
ルール(条件)

設定したトリガーに従って、今度は細かいルール(条件)を決めていきます。
たとえば、トリガーは先ほどと同じく [放棄されたカート] だとします。
そして、ルールで [顧客 – 国] を指定し、[日本] という条件を設定しておきます。
すると、カートを方式したとみなすユーザーは日本人に限定することが可能です。
アクション(行動)

アクション(行動)では、トリガーとルールで決めた条件に該当する場合、どのような行動を起こすかを設定しておけます。
先ほど設定した条件では、カートページで15分以上滞在する日本人ユーザーに対して、何らかのアクションを行うことができます。
[メールを送る] を選択したとすれば、上記に該当するユーザーへ設定しておいたメールを自動的に送れます。
ユーザーはカートページにいることを忘れて離席している可能性が高いため、メールで再訪を促すことで機会損失を防ぐことができます。
シンプルなフォローアップメールの作成例
ワークフローの3つの要素が理解できたところで、今度は マーケティングオートメーション の設定画面から新しいワークフローを作ってみましょう。
ここでは、注文をキャンセルしたユーザーへのフォローアップメールの作成例を紹介していきます。
- 左メニュー [AutomateWoo > [ワークフロー] をクリックし、[ワークフローを追加] を押してください。

- ワークフローのタイトルを入力します。

- [引き金] より [注文キャンセル] を選択します。

- [行動] より [ + アクションを追加] をクリックします。
次に、枠中にある [メールを送る] を選択します。

- メールの件名やタイトルなどを入力していきます。

- 今度は、画面右側にある [タイミング] から [遅延] を選択し、[遅延の長さ] を [1] にしてください。
これで注文キャンセル1時間後にメールを送る条件を設定できました。

- さらにルールも設定しておきましょう。
[ + ルールグループを追加] をクリックし、枠内で [注文 – 顧客初] を選びます。
そして、右枠の [はい] を選択してください。
これで、初めての顧客のみを対象とすることができます。

マーケティングオートメーション の使い方は以上です。
ワークフローをいくつも設定しておくと、条件に該当する場合は自動的にアクションを起こしてくれます。
ほとんど手間をかけずに機会損失を防ぐことができるため、ぜひECサイトへの導入をご検討ください。