簡易オークション は、WooCommerceで作成されたサイトにオークション機能を追加するアドオンです。
簡易オークション の主な機能
買取製品や古美術品などを販売するサイトを運用する場合、付いて回るのがオークションです。
販売価格の決まっている商品と違い、言い値で購入価格を変動させる必要があるので、ある程度のノウハウが必要になります。
簡易オークション は、サイトで紹介する商品に購入ではなく入札する機能を追加することができます。
「封印オークション」や「代理オークション」などのオークションにも対応しているので、様々な商品の出品が可能なオークションサイトを構築することができます。
WooCommerceオークションサイトを簡単に構築
アドオンを有効化後、簡単な設定をするだけでWooCommerceで作成されたサイトに、オークション商品を追加することができます。
最高値(または最安値)を入札したユーザーが落札する通常のオークションの他に、落札額が表示されない「封印オークション」、自動的に最高値が更新される「代理オークション」などのオークションに対応しています。
また、オークション終了時に入札をする「スナイプ」を防止するために、オークション期間を自動で延長する機能も設定することができます。
ユーザー登録や登録料も設定可能
開催するオークションのセキュリティに関する設定も用意されています。
例えば、不正な価格で入札をしたり同じ価格で入札を繰り返すなど、悪質な入札を防止するために、入札する際にユーザー登録を必須にしたり、入札時の手数料を設定することも可能です。
管理画面でオークション管理を便利に
管理画面にオークション商品を一覧で表示 [オークション] 画面を使って、オークションの状況を確認することができます。
有効化の際に用意される [オークションダッシュボード] 画面でユーザーも、自分が入札したオークション商品の状況について一覧で表示することができます。
ウォッチリストも完備
サイドバーやフッターに追加するウィジェットとして「ウォッチリスト」をサイトに追加することができます。
これにより、気になるオークション商品の入札状況を確認することができるので、入札の頻度やサイトの閲覧数確保にも繋がります。
簡易オークション は、ショッピングサイトに商品を登録するようにオークションを開催する機能を追加することができます。
最安値や最高値が落札する通常オークションの他に、シールドオークション(封印オークション)やプロキシーオークション(代理オークション)などの形式にも対応して、入札時のトラブルを防止するために、ユーザー登録の必須化や自動期間延長など本格的なオークションサイトを構築することができます。
簡易オークション の使い方
オークションタイプ
5種類のオークションを設定することができます。
- 通常オークション
入札者は前回よりも高い価格で入札する必要があるオークションです。終了時に最も高い価格の入札者が落札します。
- 逆オークション
入札者は前回よりも低い価格で入札する必要があるオークションです。終了時に最も低い価格の入札者が落札します。
- 封印オークション
入札者は終了するまで、他の入札が分からないオークションです。終了時に最も高い(または低い)価格の入札者が落札します。
- 代理オークション
入札した金額の一部が他の入札者に表示されるオークションです。新しい入札時が発生する度にシステムが自動で最も高い(または低い)入札を行います。
- ユニークオークション
封印オークションと似ているオークションですが、終了時に他の入札が表示されます。
サーバーCronジョブ設定
このアドインでは、管理画面の設定以外にサーバー上で定期的に、プログラムを実行させる「ジョブ」設定を行います。
具体的には、サーバー上で「Update Cron」および 「Relist Cron」コマンドを実行する必要があります。
詳しい内容については「簡易オークションの公式ドキュメント(英文)」をご覧ください。
プラグインの基本設定

管理画面の[Auctions Made Easy] > [設定] メニューでオークションに関係する細かな設定ができます。
- [一般] タブ
オークションの種類や支払期間、表示設定など基本的な内容を設定することができます。

主な設定項目は次の通りです。
[オークションページ]:オークションが表示されるページを一覧から選択します。
[封印オークションを有効にする]:オークション作成時に封印オークションが選べます。
[代理(プロキシ)オークションを有効にする]:オークション作成時に代理オークションが選べます。
[ユニークオークションを有効にする]:オークション作成時にユニークオークションが選べます。
[落札者支払い期間]:落札時の支払い期間を設定することができます。
[今すぐ購入価格を有効にする]:オークション作成時に「今すぐ購入価格」を設定できます。
[オークション登録を有効にする]:オークションに参加する際に登録制になります。
[入札料を有効にする]:オークションに参加する際の費用を請求するようになります。
[ユーザーが管理者にプライベートメッセージを送信できるようにする]:
[ウォッチリストを有効にする]:オークションページから直接連絡が取れるようになります。
[オークションバッジを有効にする]:オークション商品の画像にバッジが表示されます。
[オークションテーブルの入札者詳細をマスクする]:落札者のIDが非表示になります。
[入札回数を表示]:個別のオークション商品に入札回数が表示されます。
- [高度な設定] タブ
スナイプ入札のような終了直前の入札に対応するための入札を延長する機能やバッジや、カウントダウンタイマーなど色をカスタマイズすることができます。
主な設定項目は次の通りです。
[エクストラタイムを有効にする]:指定した入札額の以上の入札が行われた場合に、オークションを一定期間延長することができます。
[入札前にユーザーに確認を求める]:入札時に確認画面が表示されます。
[バッジの背景色]:表示されるバッジの背景色を指定します。
[カウントダウンタイマーの背景色]:表示されるカウントダウンタイマーの背景色を指定します。
- [ショートコード] タブ
オークションで利用する [ショートコード] の一覧を確認することができます。

- [通知] タブ
オークション関連した通知メール送信の切り替え、メールの差出人の設定ができます。

- [ラベルテキスト] タブ
オークションに表示される項目やボタンの名前など変更できます。

- [メッセージ] タブ
ユーザーがオークションに参加する際に表示されるメッセージなど編集できます。

オークション商品の作成
簡易オークション では、通常の商品追加と同じ手順でオークションが作成できます。
- 管理画面の [Auction Made Easy] > [オークションの新規作成] をクリックします。

- 表示された [新商品を追加] 画面の [商品データー] 一覧から [オークション] を選択します。

- [商品データー] 内の [オークション] をクリックして表示された [オークションの種類] などを変更します。

- 入札価格や商品画像などを追加して[公開]をクリックします。
- 商品ページを確認すると、通常商品にはない入札関連のボタンなどが追加されます。

オークションの流れ
公開したオークション商品は、WooCommerceで買い物するように入札したり落札ができます。
- オークション商品のページを表示して入札する金額を変更して、[入札する] をクリックします。

- 入札が成功すると画面表示が切り替わりオークションの状態が変更されます。

- そのままオークションの期間が経過した場合、入札した商品が落札されます。

- 落札した商品は [今すぐ支払う] をクリックして支払い画面に進みます。
固定ページ [オークションダッシュボード] を表示すると、ユーザーが入札したオークションの状況を一覧で確認することができます。

オークション管理
管理者は、オークション商品の入札状況を一覧で確認することができます。
- 管理画面の [Auctions Made Easy] をクリックします。

- オークション商品の入札状況が一覧で表示されます。詳しい内容を確認するには [詳細を見る] リンクをクリックします。

- [概要] 画面 にオークションの詳細な内容が表示されます。

- [入札] 画面で入札状況が確認できます。

オークションウィジェット
サイドバーやフッターに追加する [ウィジェット] を使ってオークション商品の入札状況を表示できます。
- 管理画面の[外観] > [ウィジェット] をクリックします。

- 表示された [ウィジェット] 画面で [オークションウォッチリスト]、[オークション商品] などをフッターやサイドバーに追加します。
- ホームページにオークション商品や現在の入札状況などが追加されます。

利用者はウィジェットを利用してサイト内のオークション状況を常に確認することができるようになります。
簡易オークション を利用することで、WooCommerceで作成されたサイトに商品を追加する感覚でオークション商品を追加することができます。
買い物感覚で入札を行うことができ、落札後の支払いまでサポートされています。
入札状況を一覧で表示する[オークションダッシュボード] や各種ウィジェットまで用意されているので、特別な知識がなくても、オークションサイトを簡単に構築することができるアドインになっています。